痒くならないシャンプーを見分けるコツ

洗う目的が頭皮重視か髪重視か?

シャンプーは大別して2種類

シャンプーをする目的は大きく分けて2つあります。
それは、頭皮を洗うことと 髪を洗うことです。

メーカーによって、またはシリーズによって、頭皮を洗うことに重点を置いたシャンプーと髪を洗うことに 重点を置いたシャンプーがあります。

例をあげると、美容室で主に売られているシャンプーは髪を洗うことに重点を置いているシャンプーが多いです。

その理由は、カラーやパーマをすると、大なり小なり髪が傷むので、仕上げに使うシャンプーは、ダメージをカバーする 必要があります。
よって、コーティング剤と呼ばれる成分をたっぷりと配合する傾向にあります。

一方、処方箋薬局なので売られているシャンプーは、頭皮に重点を置いたシャンプーが売られていることが多いです。

理由は、脂漏性皮膚炎や毛ジラミ対策の薬用シャンプーを揃えていることが多いので、髪よりも頭皮、特に症状を抑える目的の 成分を配合したシャンプーが多いです。

痒くなる理由

① 髪をコーティングする成分

ダメージ毛をはじめ、髪をツルツル、サラサラにする成分をコーティング剤と呼びますが、これは本来トリートメントに 配合する成分です。

美容室でトリートメントの使い方の説明を聞いたことがあると思いますが、頭皮につかないように 塗布して洗い流してくださいと言われます。

しかし、多くのシャンプーは、このトリートメント成分をシャンプーにも 配合しています。

朝シャンがブームに なったころに、シャンプーとトリートメントを1回で出来るようにと時短目的で作られた 企画です。

髪に吸着して 髪をツルツル、サラサラにしてくれるのですが、頭皮にも吸着するので、刺激になりかゆみの原因になります。

② 薬用の抗菌剤

頭皮を洗うことを重点に置いているシャンプーの多くは、薬用シャンプーが多いです。

これらは脂漏性皮膚炎や 頭皮ニキビ、毛ジラミなどの対策としてシャンプーに抗菌剤や殺菌剤が配合されています。

お薬ほどの効果は見込めない ものの、予防的に配合されているので、医師の処方は要らないですが、これらの成分に合わない方も多数おられ、頭皮のかゆみの 原因になります。

③ きしむシャンプーは売れない

髪に重点を置いて洗う、頭皮に重点を置いて洗う、どちらのシャンプーも洗い上がりが悪いと実際は売れません。

特に 髪がきしむと女性は嫌がります。

この記事を読んでいる方も同感という方は多いでしょう。

そういう理由で、 各メーカーは 髪重視でも頭皮重視でも、シャンプーにコーティング剤などを配合しています。

多くの健康な方は問題 なく使用できるのですが、敏感肌の方や、頭皮のバリア機能が弱っている方は、使い続けることによって、刺激が繰り返され、 気が付くと 原因不明の頭のかゆみに悩まされることになります。

見分け方

キーワードで判断

頭が痒くなる可能性があるシャンプーのキーワード

成分で判断

頭が痒くなる可能性があるシャンプーの成分

当店のおすすめシャンプー

理容組合から業界の手荒れ対策の依頼をきっかけに共同開発したロクワットブランド。

研究を重ねるうちに手荒れや 頭のかゆみの原因は洗浄力だけが強いことだけではないことを発見。

そこから、頭皮を洗うことに重点を置いて、上記に リストアップされる原因成分を徹底排除したシャンプーを開発しました。

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この記事の監修者

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豊栄産業(株) 代表取締役
林 隆義

大学卒業後、メーカーで研究開発に数年勤務。独立後、理美容室専門ブランド LOQUATを立上げる。シャンプーの専門家。

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