シャンプーや美容液に配合されるいろいろな植物エキスがありますが、これは本当にお肌に良いのか、疑問を持った方もおられるのではないでしょうか?
一般的には、高級なシャンプーや美容液ほど多くの植物エキスを配合されている傾向にあります。
それでは植物エキスが多ければ多い程良い商品であると言えるのでしょうか?そんな疑問にお答えします。
効果を期待するには配合濃度が重要
化粧品に配合できる植物エキスには、保湿作用や炎症を抑える働き、美白作用などがあります。
これらの効果を期待するためには、一定の量(濃度)を配合する必要があります。
しかし、植物エキスは材料価格が高いので、たくさん配合するほど価格も高くなります。売る側の立場からすると、多くのエキスを配合した方が高級感がでて高く売れるという意図があったりします。
配合する量には限界がある
一つのシャンプーや美容液に混ぜることができる量にも限界があります。あまりたくさんの種類の植物エキスを入れようとしてもうまく溶かすことができずに沈殿したり分離したりもします。
10種類以上の植物エキスを配合しようとすると、それぞれの植物エキスの量を少なくしないと溶けないということもあります。植物エキスの種類が多い(10種類以上)場合は、それぞれの植物エキスの効果が期待できるほど入っていないと考える方が良いでしょう。
植物エキスはアレルギーの原因になりやすい
植物エキスの配合が多くなればなるほど、アレルギーが起こる確率も上がることを知っておいてください。一つ一つの効果を考えると通常は、10種類ぐらいまでの植物エキスの配合になると思います。植物エキスに限らず、化粧品の成分は、配合数が多くなるほどアレルギーの発症確率が高くなることを理解した上で、商品を選ぶようにすることが大切です。