頭皮に優しいシャンプーとは?
選ぶポイントを

シャンプーを選ぶ時、皆さんは何を基準に判断されますか?

美容師さんに相談する、ネットで評判の良いシャンプーを探す、友達に聞くなどいろいろな方法があると思いますが、自分なりの判断基準を持っている方は少ないのではないでしょうか?

その原因は、シャンプーの全成分を見てもよくわからないし、メーカーのホームページを見てもイメージ先行で本質がよくわからないからだと思います。

ここでは、頭皮のかゆみや湿疹、抜け毛、フケなどの頭皮のトラブルがある方がシャンプーを選ぶ際のポイントについて、サロン専売のシャンプー屋として解説させていただきます。


頭皮に優しいシャンプーと
髪に優しいシャンプーは違う!

本来シャンプーをする目的は、頭皮と髪の汚れを落とすことです。

しかし、現在売られているシャンプーのほとんどが、頭皮と髪を洗いながら、髪をコーティングし油分を与えて艶を出すことを同時にやります。リンスインシャンプーといいます。

頭皮に優しいシャンプーとは、刺激の少ない洗浄成分で汚れをきれいに落とし、保湿ができるシャンプーです。無駄なものを頭皮に残さないことが大切です。

髪に優しいシャンプーとは、汚れをしっかり落とし、髪の絡みを少なくし、ダメージ部分を補修してくれる(コーティングする)シャンプーです。髪の細胞は死活細胞と呼ばれ、もともと死んでいるので修復する、つまりダメージ前の状態にもどすことは不可能です。

コーティング成分や油分が髪の毛だけに引っ付くのであれば、何も問題ないのですが、実際は頭皮にも残ります。これがトラブルの原因になります。本来はトリートメントに使用される成分です。

シャンプーを買った方も、シャンプーした後に指通りが良いと、このシャンプーは良いシャンプーだと思う方が多いので、各メーカーは指通りをよくすることに力を入れてシャンプーを作ります。

本来、髪を洗えば、汚れや油分が落ちるので指通りが悪くなるのは当然のことなのですが、カラーやパーマをしている方は、ギシギシになるので、指通りが悪いとクレームになったりするので、シャンプーメーカーは指通りにはこだわるわけです。

シャンプーを構成する3つの要素

頭皮に優しいシャンプーを選ぶ上で知っておいた方が良いのは、シャンプーの構成です。
シャンプーは大雑把に分類すると3つの要素からなります。

一つ目は、洗浄剤(界面活性剤)。
石油系、石鹸、石鹸系、アミノ酸系などあります。

  • 石油系:ラウリル硫酸Na,ラウレス硫酸Na,オレフィン(C14-16)スルホン酸Naなど
  • アミノ酸系:ラウロイルメチルアラニンNa,ココイルグルタミン酸TEA,ココイルメチルタウリンNaなど
  • 石鹸系:脂肪酸Na,脂肪酸K,オレイン酸Naなど

二つ目は、被膜剤(コーティング剤)。髪の毛をサラサラにするためのものです。
ジメチコン、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-○○などあります。

三つ目は、防腐剤
○○パラベン、○○イソチアゾリノン、フェノキシエタノールなどあります。

上記の三つの他に、着色料や植物エキス、香料などがあります。

シャンプーの3つの構成要素
シャンプーの構成3要素

頭皮に優しいシャンプーとは?

繰り返しますが、頭皮に優しいシャンプーとは、優しく汚れをしっかり落として頭皮を保湿できることだと言いました。
実際に売られているシャンプーを見ると、頭皮や髪に良い成分としてあれやこれやと配合されています。

ここで大切なことは、良い成分が入っていることよりも、悪い成分が入っていないことに注目すべきです。
頭皮に優しいシャンプーを選ぶ際の一つの基準として、シャンプー&トリートメントチェックシートをご用意しました。
2024版_シャンプー&トリートメントチェックシート

植物由来100%とか、オーガニック成分100%とかを気にされる方も多いですが、本来頭皮に優しいシャンプーを作る上ではあまり意味のないことです。
植物由来が多いということは、精製が不十分だとアレルギーを起こす可能性が高くなります。
また、食べ物であればオーガニックにこだわるのは良いことですが、化粧品であるシャンプーにはほとんど関係のない話です。

頭皮に優しいシャンプーを選ぶポイント

頭皮のトラブルが気になる場合は「頭皮に優しいシャンプー」を選ぶ。

具体例:石鹸系orアミノ酸系 + コーティング剤なし + フェノキシエタノール

髪の毛の傷みやパサつきが気になる場合は「髪に優しいシャンプー」。

具体例:アミノ酸系  + ジメチコンorポリクオタニウム-10 + フェノキシエタノールorパラベン

両方をケアしたい場合は、「頭皮に優しいシャンプー」+「髪に優しいトリートメント」の組み合わせがおすすめです。

具体例:
シャンプー:アミノ酸系 + コーティング剤なし + フェノキシエタノール
トリートメント:ジメチコン + フェノキシエタノール

この記事のまとめ

頭皮に優しいシャンプーとは、頭皮に良い成分が配合されていることより、頭皮によくない成分が配合されていないことが大切です。
シャンプーを構成する3大要素は、洗浄剤、コーティング剤、防腐剤であり、頭皮の健康状態、髪質などを考慮して、それぞれの要素を検討する必要があります。
頭皮のトラブルがある方は、頭皮に優しいシャンプーを選び、髪に優しいトリートメントを使うことがポイントです。

参考記事:頭皮がかゆくならないシャンプーとはどんなシャンプー?

頭皮のかゆみ・湿疹がある方におすすめの頭皮に優しいシャンプー

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大阪府池田市の「事始め奨励大賞」の審査員特別賞を受賞

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